婚活で年収が低い男性へ。「選ばれない」を構造と戦い方に分ける

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年収を理由に婚活で相手にされていない気がする。そう感じているなら、まず「選ばれない」を、自分では動かせない市場の構造と、自分の手で動かせる戦い方に分けます。全部を自分の責任にすると折れます。

「年収は見られている」。でもデータを並べると景色が変わる

きれいごとから始めません。女性が結婚相手に経済力を見るのは事実です。第16回出生動向基本調査(2021年)でも、相手の経済力を重視・考慮する傾向は男性より女性のほうが強く、その傾向は30年変わっていません。

ただ、もう一つのデータを重ねると見え方が変わります。国税庁の民間給与実態統計調査(令和5年分・2023年)によると、20代後半の男性の平均給与は約429万円です。婚活でよく「年収500万円以上」が目安として語られますが、20代から30代前半でそこに届く男性は多数派ではありません。

女性が望む年収ラインと、その年代の男性の実際の年収には、構造的なギャップがあります。「年収が低くて選ばれない」と感じるとき、その一部はあなた個人の問題ではなく、市場全体の需要と供給のずれです。ここを「自分がダメだから」と全部引き受けると、必要以上に苦しくなります。

当事者の声を並べてみる

年収そのものより「年収で人として値踏みされた」という痛みのほうが大きいと分かります(プライバシーのため趣旨を要約しています)。

キャリコネニュースには、手取り20万円ほどの30代男性が、年収の低さだけで女性から下に見られる感覚があり、結局誰にも会えないまま婚活をやめてしまったという声が報じられています(キャリコネニュース)。

相手の女性より自分の年収が低いことが引け目になり、前に進めないという相談も寄せられています(youbride 婚活相談Q&A)。

知恵袋には、年収300万円くらいの独身男性は婚活でまったくモテず相手にされないとよく言われるが本当なのか、という相談も見られます(Yahoo!知恵袋)。

共通しているのは、数字が自分の人間としての値段に思えてくる感覚です。でも年収は条件の一つで、あなたの値段ではありません。ここを切り離せると、戦い方の話に進めます。

動かせないこと、動かせること

変えにくいのは、今の年収そのものと、市場が年収を見るという事実です。ここは前提として受け入れます。年収が市場平均に届かない側にいるのに、年下で条件のいい女性だけを狙う一極集中は、いちばん多い詰み方です(うまくいかない男性の記事と同じ構図)。動かせるのは、次の3つです。

動かせる戦い方(具体的に)

1. 申し込む相手を広げる

アプリや相談所の相手選びで、年収を必須条件に設定していない女性、共働きを前提に考える女性、自分の年齢の上下5歳〜年上に、申し込みを分散します。高年収を求める少数の女性に応募が殺到する構図なので、そこを外すだけで通過率が変わります。同年代以上の女性は、若い層より年収だけで切らない傾向があります。

年収で検索から弾かれるのが続くなら、条件検索ではなく仲人が引き合わせる相談所のほうが届きやすくなります。費用は数十万円かかるところが多いので軽い判断ではありませんが、成婚料がかからないnaco-doや、男性の戦略に特化したヒーローマリッジのように料金体系が異なるところもあります。無料相談で総額を確認してから決めてください

そもそも数十万円を出すのが現実的でないという場合は、アプリと相談所の中間にあたるサービスもあります。IBJブライダルネットは月額の料金で専任サポートが付く形なので、相談所の費用は無理でも恋活寄りのアプリでは物足りないという人の選択肢になります。ただし相手を探して申し込む作業は自分に残るので、そこは相談所と違う点として見ておいてください。

2. 「一緒に暮らせる力」をプロフィールで見せる

年収の数字は、生活力で補えます。抽象的な人柄アピールより、暮らしが想像できる具体を書きます。

共働きを前提に考えています。家事は分担したくて、料理は週3回は自分が作っています。お金は派手に使わず、毎月コツコツ貯金しています。

このように、家事の分担・金銭感覚・生活のイメージを具体的に書くと、「年収は高くないが一緒に暮らせそう」と伝わります。

3. 年収を上げる話と、婚活は別レーンで並行する

「年収を上げてから婚活する」は、婚活の年齢的な有利さを手放す選択です。年収より年齢のほうが取り返しがききません。年収改善は中長期で進めつつ、婚活は今の自分で会える層に今動きます。どちらかが終わるのを待たないこと。

自分を責めすぎてしまうとき

年収と自分の価値が頭の中でくっついて苦しいときは、婚活で自信がない人へ自己肯定感の現在地チェックも使えます。落ち込みが強く続いて生活に支障が出ているなら、各都道府県の精神保健福祉センターや、こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)に一度つながってください。

年収に加えて身長も引け目なら、低身長×低年収の婚活に二つを一手でまとめて外す考え方をまとめています。

最初の一手

婚活で年収が低くて選ばれないと感じるとき、その一部は自分の責任ではなく、女性の希望と男性の実年収の構造的なギャップです。最初の一手は、相手に求める条件から年収フィルターを外し、共働き希望や同年代以上の層へ申し込みを広げること。あわせて、家事分担と金銭感覚をプロフィールに具体的に書く。今の年収のままで会える相手は確実にいます。