婚活がうまくいかない男性へ。原因を「構造」と「自分」に切り分ける
「婚活 うまくいかない 男」で検索すると、「うまくいかない男性の特徴10選」のような記事がずらりと出てきます。当たっている指摘も多いのですが、特徴を10個並べられても、そのうちどれが自分の努力で変えられて、どれが市場の構造で決まっているのかが分からないと、結局どこから手をつけていいか分かりません。
このサイトは当事者の声と公的データを束ねる立場で、成功者の上からの助言は書きません。この記事でやるのは、「うまくいかない」の原因を構造のせいと自分のせいに切り分けることです。切り分けないまま全部を自分の責任にすると、人は折れます。
まず、土俵が傾いていることを数字で見る
総務省の2020年国勢調査(不詳補完値)によると、50歳時点で一度も結婚していない人の割合は、男性が28.3%、女性が17.8%でした。かつて「生涯未婚率」と呼ばれた指標です。2015年(男性24.77%、女性14.89%)より上がっていて、男女の差は10ポイント以上あります。つまり、結婚から遠い側に立たされやすいのは、構造として男性のほうなのです。
婚活の現場でも、申し込みは人気の一部に集中し、女性側に届きやすい傾向があります。ある結婚相談所が公開している目安では、30代後半の男性が1回お見合いを組むのに十数人へ申し込む必要があるとされています(nikoブライダルの記事では成立率6.6%という数字が紹介されています。相談所が示す数字なので参考値です)。
この数字の意味は単純です。何人にも断られるのは、あなた個人が全否定されたからではなく、最初から申し込みが通りにくい側にいるからでもある、ということ。ここを知らずに1回ごとの結果を自分への採点だと受け取ると、消耗だけが積み上がります。
当事者の声を並べてみる
実際の声を見ると、つまずく場所はいくつかに分かれます(プライバシーのため趣旨を要約しています)。
「28歳、地方の海沿い住み、10年正社員で働いてきた。それでも婚活に疲れてしまった」(Yahoo!知恵袋の相談より要約)
「20歳。マッチングアプリをやっているけれど、いいねが5つも来ない」(Yahoo!知恵袋の相談より要約)
「3年半、婚活を続けてきた。長引く男に共通する特徴を、自分の実体験から書き出してみた」(個人ブログ「テラオの婚活ブログ」より要約)
止まる場所は、アプリで反応が来ない入口、申し込みが通らない手前、そして長期戦の疲れ。最後のブログのように、3年半の試行錯誤を具体的に書いた個人の記録が検索上位に入っています。相談所の一般論より、こうした生の経過のほうが読まれている、という事実は覚えておいていいと思います。
「うまくいかない」を切り分ける
変えられないもの(構造)から先に認めます。男女比の偏り、申し込みが通りにくいこと、年齢。ここは努力でひっくり返すより、前提として受け入れて、戦い方を変える対象です。
変えられるもの(自分)はその上にあります。メイン写真、プロフィールの中身、出会いの母数(月に1〜2人としか会わないなら、まず数が足りていません)、受け身の姿勢、清潔感などの減点回避。そして、相談所のコラムがいちばん書きにくいのがこれです。相手に求める条件の高望み。
入会者の希望を正面から否定すると角が立つので、相談所は「条件を見直しましょう」とやんわり書くにとどめがちです。でも正直に言うと、自分の年齢や属性とかけ離れた「年下・高スペック」だけを狙う一極集中は、男性の婚活でいちばん多い詰み筋です。土俵が傾いている側にいるなら、ここを動かさずに数だけ増やしても、同じ場所で断られ続けます。
変えられるところから、順番に
正解ではなく、声とデータから考えた順番として読んでください。
最初は出会いの母数です。手段を1つに絞らず、会う数そのものを確保しないと、写真もプロフィールも検証できません。次に写真とプロフィールを、他人の目で一度見てもらう。そのうえで、求める条件を自分の現在地に寄せて引き直す。先ほどのテラオさんのブログのように、「何を試して、何がダメで、どう変えたか」を自分用に記録していくと、思いつきの繰り返しから抜けられます。
なお、「自信がなくて自分から動けない」のがブレーキになっている場合は、原因が別のところにあります。婚活で自信がない人へと、自己肯定感の現在地チェックもあわせてどうぞ。
それでも折れそうなとき
何年も続けて、もう数字を見るのもつらいなら、一度休んでいいです。婚活疲れそのものは別の記事で扱う予定ですが、眠れない・何をしても楽しめないといった状態が続くなら、それは婚活のテクニックで解く問題ではありません。各都道府県の精神保健福祉センターや、こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)に先につながってください。
まとめ
婚活がうまくいかない男性の「うまくいかなさ」には、構造で決まっている部分と、自分で動かせる部分が混じっています。土俵が傾いていることを数字で認めたうえで、母数・写真・プロフィール・相手条件の順に、変えられるところだけを淡々と。断られた回数を自分への採点だと思わないことが、たぶん最初の一歩です。
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